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夏の終わりと天沢聖司

 

わたしは耳をすませばがだいぶかなりだいすきなんですが、まえに「天沢聖司はストーカー」と友達に言われ、よくよく考えたらまじだ…!!となってから、そういう目でしか見られなくなっていました。呪いの言葉すぎる。

しかしそれから数年経って観た昨晩の耳をすませば、めちゃくちゃよかった。というか天沢聖司かわいいじゃねえかよ…。昨晩の機微を振り返ります。おたくなのでしゃべりたいだけです。

 

冒頭のカントリーロード、ほんとうに、いいよね〜〜〜〜〜!!駅前!コンビニ!短パンTシャツで牛乳ひとつ買う主人公!麦茶!最高の出だし。

 

翌朝。夏だけどいまみたいな茹だる感じじゃなくて、あつ〜い!くらいの夏。眩しい。高坂先生〜〜!!(すきポイントが多くて情報整理がおいつかない)


天沢聖司初登場シーン。コンクリートロードですね。そのまえにベンチで脚を組んで本に視線を落としている天沢聖司の画になることよ。なに?中学生?さいきんの小中学生はたいへん脚が長いですが、これ何年前の作品やねん。コンクリートロードはやめとけとか言ってますがこの時点で月島雫よりもはやく本を読むことに躍起になっているわけですからね。なんという役者。高橋一生もびっくりでしょう。高橋一生さんのこのときの声もいいですね。ベンチ脇に落ちてる本を見てまさか…?!つって座って待ってたんですかね。それとももっとまえから後つけてました?すきな子とやっとエンカウントできていじわる言っちゃってかわいいね。るんるんで帰ったのでしょう。ははは


地球屋に忘れていったおべんとを自転車で持ってきてくれる天沢聖司。すきな子が自分のテリトリーに知らぬ間に現れた夏。どんな気持ちだったんだい。きみこそ物語が始まる予感!と思っていたんじゃないのかい。べんとうがでかいだなんてからかっちゃってね。コンクリートロード全部覚えたの?あのベンチでの数十分で?ルーズリーフコピーした?こわ…かわいいね。


すぎむらくんといろいろあって(緑の明暗が巧みで瑞々しいあの神社でのシーンもグッときますね…。すぎむらの声が急に大人びますよね。この作品内でいちばん成長したのは彼かもしれません)ふらふらと地球屋にやってきた雫ちゃん。坂道を立ち漕ぎでやってきて(かたくなに自転車から降りないじゃん…雫を後ろに乗せるんだもんね…鍛えとかなきゃね…)自然と中にいざなう聖司くん。男爵をすきなだけ見てていい、などと言って自分は工房でバイオリンつくってるんですよ。あのおりた前髪と手元よ。たいしたことないとか言ってぜったいぜんぶ雫ちゃんに見せたかったんだろ〜〜〜〜かわいいねえ〜〜
バイオリン弾いて!の流れも計算済みだったらどうしよう。いつか弾くかもと思ってカントリーロード(雫アレンジ)めちゃくちゃ練習してたんだとしたら…いやさすがに…まあもうなんでもいいか。彼の揺れる前髪も恋してた。弾き終わった後にミッチーよろしくたくし上げるんじゃあないよ。わたしはおじいちゃんのウインクにときめきました。


雫ちゃんを送っていく天沢聖司。車が来たらさっと彼女を守る。いいぞー!でもそのあと雫ちゃんがスッと車道側に来るんだよね。自転車を挟まずに横に並びたかったんだとは思うんだけど、守られるのはたぶん彼女の性に合ってないんだろうな〜。守りたいけど守られてくれない。雫ちゃんの芯のつよさにどんどん沼っていくんだろうよ天沢聖司。おまえ作詞の才能あるよ!だめおしで褒めたおす天沢聖司。さらっと手を振って走り去っていく月島雫。つれないねえ。頑張れ天沢聖司。立ち漕ぎで帰ろうね。


からの屋上です。でた〜〜〜昨日の今日で雫呼び。術じゃん。忍法・昨日の今日で雫呼び。やっぱり海外に行こうとしてる中3はちがうな…。心なしか昨日より前髪伸びてないですか?あと毎秒脚がなげえよ。
ええ感じになった〜つって浮かれることもなく、自分はなにをしてるんだろう、って悶々とするところが天沢聖司の惚れた女だよ……。一方天沢聖司はええ感じになった〜つって多少浮かれてると思います


物語を書くと決めて図書館で調べ物してる雫ちゃんの目の前の席にそっと座る天沢聖司。ここめちゃくちゃすきです。ちょっと斜めに座るんじゃねえよ!!脚が長いもんね…。また前髪がふわっとなってかっこよありがとう。そして雫が終わるまで待ってるという余裕のある台詞。ほんとに中3…?
いったんお互い自分の手元に視線を戻すんだけど、カメラが俯瞰になって、またもう一回目を合わせて微笑みあってるんだよね…。そして雫ちゃんのほうが先にまた視線を手元に戻し、それを見てから聖司くんも読書を再開する……。あーーー。ここにすべてがつまってるやんけ!!!!!名シーンしかないけどふたりのやりとりでいちばんすきかもしれません。は〜〜〜〜〜。
そんで図書館の前で手の上に手をのせてきゅっと握るというめちゃくちゃかわいいスキンシップよ…。天沢聖司なら頭撫でるくらいはしそうじゃないですか?でもその爽やかさがたいへんいいです。行ってくる/行ってらっしゃい!の夫婦感。このふたり、バイオリン弾いて歌うたいはしましたが告白もまだなんだぜ。


雫ちゃんにとっての長い2ヶ月がはじまる。みててもくるしい。(それはそれとして物語のなかのあの色彩、だいすき。雫ちゃんのあかいドレスもかわいい。男爵激渋い。おとうさんのぜつみょうな喋り口調がほんとうにいいよね。家族なんだからね。の言いかたがすき。)

完成した物語を読んでもらって泣き出しちゃう雫ちゃんに、「聖司を好いてくれてるんだね」っていうおじいちゃんの、深い、声〜〜〜〜〜!改めて言うまでもないんですが(それを言い出したら全部そう)すてきな大人がたくさん出てくるのも良いですよね。ジブリのじいちゃんばあちゃんすきや……。


一方そのころの天沢聖司、さすがに必死にバイオリンつくりまくったんだったと思う。隙あらばチャリ筋が衰えないように走り込んでいたかもしれない。雫を想うがあまり一日飛行機を早め、雫の家を調べ、その脚でチャリを漕いで家の真下まで行き、窓を穴があくほど見つめ続けたんでしょう。そんでまんじしの告白で結婚です。いいぞー!にやにやしちゃうよ。ありがとうございました。大団円。新しい朝が来た。希望の朝です。


正直このふたりがこのさきどうなるかはわからんです。愛を貫くかもしれないし、でも自分で自分の道を切り拓いていけるふたりだからね。それはそれでいいとおもう。この物語はここでおわるしつづく。それがうつくしいです。ず〜〜〜〜〜っと観返しつづけたい。


結論 天沢聖司は脚が長い

 


あー8月もやっとおわりがみえてきた。8月は鬼滅の刃原画展(ほんとうによかった…)に行ったり、マジカルミライ(ほんとうによかった……)に行ったり、ひとつ歳をとったり、ひたすらしごとで目を回したり、した。ぜんぶすごい前のことのようです。はやく暑いのおさまってほし〜〜。

 


公園で花火しました。中学生には戻れませんが青春のようなことはいつでもできます。

 

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おわり